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石けんとは

石けんの歴史

1万年前、人間が火を使うようになって、獣肉を焼いて食べることを始めました。その際、獣肉からしたたり落ちる油と木の灰が反応した土が、汚れを落とす土として発見されたのが石けんのはじまりと言われています。

石けんはもっとも古くから知られている界面活性剤で、紀元前3000年と推定されるシュメール(バビロニア南部)の粘度液に、薬用として記されているのがいちばん古い記録です。

ちなみに、英語で石けんを指すソープ(Soap)は、サポー(Sapo)の丘からきていると言われています。

石けん工業のはじまり

8世紀頃(日本は奈良時代)、イスパニア(現代のスペイン)やイタリアで家内工業として始まった石けん作りですが、12世紀頃にはフランス・マルセイユやイタリア・サボナなどで、工業として発達していき、その後ヨーロッパ各地、アメリカへと広がっていきました。

日本人と石けん

ヨーロッパで普及した石けんが日本へ入ってきたのは、戦国時代末期の頃。ポルトガル船が西洋の物を運んできた時代に日本へもたされました。しかし、当時石けんは大変貴重なもので、上流階級の下剤や香水の代わりとして使われたり、将軍や大名への献上品でした。

石けんは高級品

明治初期、国内で初めて発売された石けんは大変高価で、一般庶民には手の届かない貴重品でした。その為、石けんを買えない庶民は、アクなどを使って洗濯し、ヘチマや軽石などで体を洗っていました。その後、国内に石けん工場ができ、気軽に使えるようになったのは、明治時代終わりだと言われています。

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