最近のTVドラマで「明日やろうはバカ野郎だ」というセリフがありました。 文字通り、「今日できることを今日のうちにしないような人間ではダメだ」という意味なのでしょうが、その語呂の良さも手伝い、思わず唸りました。
かの親鸞聖人も 「明日ありと 思う心の あだ桜 夜半に嵐の 吹かんともかな」と言っています。
反意的に「明日できることは今日やるな」という考え方もあるのでしょうが、これには同意しかねます。
今日できることは今日やる。できることをできる限りやる。と偉そうなことを言ってはいますが、私自身、夏休み冬休み等の宿題を最後まで溜めてしまうクチで、なかなか実践に至りませんでした。 年頭にあたり、自分への戒めとして前述の一節を心がけたいと思います。 また、禅の言葉に「日日是好日」というものがあります。
文字通り訳せば、「毎日が平穏無事でよい日」となりますが、本当は「毎日が素晴しい日であるよう努めよう」という意味なのだそうです。 生きていれば、晴れの日ばかりでなく、雨の日も雪の日もある。けれども、それに向き合い日々精一杯生きていくことの積み重ねが、全ての日をよい日にしていくことにつながります。
原料の高騰など製造業には厳しい情勢が続いていますが、これまでと同様に、地道な経営を続けていきたいと思います。 本年もどうぞよろしくお願い致します。
代表取締役社長 森田 隼人
昨年ほど企業の不祥事が相次ぎ消費者が企業不信に陥った年は、なかったのではないでしょうか。
何故、このような問題が多く発生したのでしょうか。
投機市場に「ゼロサム」という言葉があります。
マネーそのものは価値を生まない、儲けと損を足せばゼロになる。儲かったと喜んでいる人のお金は損をした人のお金であるという意味です。
これが投機の原則かもしれません。 企業活動では利益を上げる事が目的の一つです。儲けることが勿論悪いわけではありません。 しかし、問題を起こした企業は、利益を追い求め過ぎた結果、創業時の思いや「企業理念、企業哲学」を忘れてしまったのかもしれません。
弊社も気を引き締めなければなりません。 故森田光徳が目指した経営に「三方よしの経営」があります。自社の利益のみを考えずに互いに分かち合おうという考えです。
一方目は「お客様の利益を最優先に考え、安心安全な商品をリーズナブルな価格で提供する」
二方目は「販売店には商品を安定供給し、適正利潤を還元する、又、仕入先様を大切にする」
三方目に「最後に自社の利益を考える」という教えです。
弊社も今年で創業九十八年目を迎えます。
これからも創業時の理念(哲学)を忘れずに仕事に励んでまいりますので、ご支援の程をよろしくお願い致します。
専務取締役 高橋 道夫
―「友の会だより」No.111号より抜粋―