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「感染症対策研究センター」設立へ―「友の会だより」No.122号より―

「感染症対策研究センター」設立へ―「友の会だより」No.122号より―

 2010年2月、弊社は100周年を迎えます。お客様に支えられ、これまで事業を継続することが出来ましたこと、社員一同心より感謝を申し上げます。本当に有難うございました。

●事業は人なり
 さて中国の古典「管氏」の言葉に「一年の計は穀に樹うるに如くは莫し。十年の計は木を樹うるに如くは莫し。終身の計は人を樹うるに如くは莫し。」とあります。
 一年の計画を立てるなら、その年に収穫できる穀物を植えるのがよい。十年の計画を立てるなら、木を植えるのがよい。一生涯の計画を立てるつもりなら、人材を育成することだ、と説いています。
 弊社、前会長の故森田光?は経営者としての心構えを「お金を遺すものは下、事業を遺すものは中、人材を遺すものは上」と説き、「事業は人なり」とよく言っていたことを思い出します。
 私共は、この遺志を引き継ぎ、人材育成を最優先に事業の継続を目指して参ります。

●100周年、新たな研究
 さて、ここで100周年事業の一つをご紹介させて頂きます。
 それは「感染症対策研究センター」の設立です。
 公衆衛生の発達と抗生物質の登場により、制圧したかに見えた感染症が高齢化社会の到来、病原性微生物の薬剤耐性化などにより新たな問題になっています。院内感染や新型インフルエンザ発症が良い例です。
 シャボン玉石けんは、日々の生活で使用する石けんの病原性微生物に対する抗ウイルス性や抗菌性についても研究を進めてきましたが、著しい効果を見出し、専門研究機関とともに新たな研究に取り組み始めたところです。
 これらを踏まえ、このたび感染症対策研究センターを設立することと致しました。
 家庭はもちろん、高齢者施設、医療施設をはじめ保育園や企業など、各種細菌やウイルスの病原性微生物に関わるすべての施設の環境を改善すべく「ハンドソープを中核とする衛生管理」の提案および普及を目指します。
 医療や美容院の現場を訪問して分かった事は、「手洗いに問題がある」と言うことです。
 医療現場で使用している「抗菌性ハンドソープやアルコール」は使用頻繁も多く、医療従事者(特に看護師)の方々の手あれや、手あれからくる二次感染が大きな問題になっています。
 また、美容院では髪を洗う仕事が多く「合成シャンプー」による手あれで、仕事を続けられなくなり、離職をされる美容師の方々も多くいるとのことです。
 この様な問題を解決するため、産学の共同研究により、各種細菌やウイルスの感染経路の解明、抗ウイルス効果や抗菌効果の比較を行いますが、もちろんそこでは「強い」殺菌効果だけでなく、一日に何回使っても手が荒れない人への「優しさ」を追求して参ります。
 シャボン玉石けんはこれからも「社会の役に立つ会社であること」を目標に事業活動を続けて参ります。
 今後ともご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

専務取締役 髙橋 道夫

―「友の会だより」No.122号より抜粋―