コーポレートニュース

シャボン玉石けん「サステナビリティ」に特化した社内報が「社内報アワード2023」でシルバー賞を受賞
2023/08/29

 無添加石けんのパイオニアであるシャボン玉石けん株式会社(本社:福岡県北九州市/代表取締役社長 森田隼人)の「サステナビリティ社内報」が、「社内報アワード2023」(主催:ウィズワークス株式会社)の「紙社内報部門/連載・常設企画」においてシルバー賞を受賞しました。
 「社内報アワード」は、全国規模の社内報企画コンクールと、審査で決した優秀企画の表彰イベントから成る、年に1度の社内報の祭典です。2002年にスタートし、今回の「社内報アワード2023」で22回目を迎えます。シャボン玉石けんは、今回初めて応募し、サステナビリティに特化した社内報として、自社の取り組みはもちろん、他社の取り組みも広くわかりやすく取り上げる企画が高く評価されました。

■シャボン玉石けん「サステナビリティ社内報」とは
 シャボン玉石けんでは、2021年に策定した「サステナビリティ中期計画」を機に、社内のサステナビリティへの理解・関心の浸透を図るため、そのツールの1つとして、サステナビリティに特化した社内報を2022年より発行しています。「サステナビリティ」は企業理念「健康な体ときれいな水を守る。」にも合致したテーマであり、「サステナビリティ社内報」は特に若手社員とのコミュニケーションツールでもあります。発行開始時は、コロナ禍で、社員の交流も制限され、サステナビリティ中期計画の目標達成に向けた情報共有がしづらい状況下にあったため、インナーブランディングの意味合いも持たせています。

▼シャボン玉石けん「サステナビリティ社内報」の一例

■社内報編集担当者のコメント


マーケティング部 野口直子
「テーマもターゲットも分量も制約があるほど、おもしろくできるはず!」と、社内報と謳いながら「サステナビリティ」に限定し、「A4裏表1枚」でゆるく始めました。とはいえ継続は大変で、制作中にネタが古くなりボツになることも…。それでも社内報を見た他部署の方に声をかけてもらえることが増え、そのことが嬉しくて次号発行につながっています。社員の皆さんに「自分たちの社内報だ」ともっと感じてもらえるよう、これからもゆるく楽しく続けていきたいです。

マーケティング部 川原礼子
まずは最後まで読んでもらうため、とにかくハードルを低くすることを一番に意識しました。サステナビリティの分野はカタカナや専門用語、抽象的な概念などが多く、内容が硬くなりがちですが、4コマ漫画やイラストなどを活用し、文章は易しい表現で簡潔にするなど工夫しました。また、自社の取り組みへの理解を深める、視野を広げる、読むとちょっとためになる内容になるようコンテンツを厳選し、全体の流れや構成も踏まえて制作しました。

マーケティング部 南藍
私は4コマ漫画を描いていますが、漫画はただの「説明」になると読んでもらえないため、起承転結をつけて短い中にもストーリーを作るように意識しました。また、誌面をしっかり読んでもらうための誘導の役割なので、続きを読みたくなるように難しそうと思われがちなサステナビリティへの敷居を下げ、続きに興味を持ってもらえるような作りにしました。 「当社のサステナ」については、取り組んでいる関連部署にとっては特別でないことでも、知らない人が聞くと驚くネタが隠れていることがあります。取材の際にはそういった情報をインタビューで深掘りするようにしました。それによって些細な情報でも社員の人からネタを提供してくれるなど、サステナビリティへの関心度が上がっていると思える変化がありました。

■審査員講評(一部抜粋)
○裏表1枚の2ページ仕立てという手軽さも手伝って、貴社に既存するイントラネットでは実現し得ない、新しくも どこか懐かしい不思議な空気感の読み物誌になっています。自分自身の身近なところに落とし込んでサステナビリティを考える仕組みや、自分の所属する場所以外ではどんな“サステナビリティ”があるのか――読み進めながら起こるであろう疑問や関心に、押しつけがましくなく自然に寄り添いながら読ませていく。わずか2ページでありながら、上質な短編を読んだかのようなすがすがしさの中、気がついたらサステナビリティについて、また少し詳しくなった、そんな読後感がありました。

○サステナビリティに特化した社内報、かなり斬新です。各号両面刷り1枚の特別編集版ですが、内容はかなり濃い骨太な企画です。社員が一丸になって取り組むべき課題というメッセージを強く伝えています。

○マーケティングに優れた会社だけあって、わかりやすさを最優先に、親しみやすさがふんだんに盛り込まれています。4コママンガの内容はどれもクスっとします。「知らなくて当たり前、気にしなくて良い。この社内報を眺めていればオッケー」という肩の力を抜いてメッセージを発しています。これはすごいと思いました。

○実際に「もっと知りたいと声をかけてくる社員がいた」と応募用紙に記載されていましたが、本誌は行動変革を促す効果があり、高く評価します。

■社内報アワード
「社内報アワード」は、ウィズワークス株式会社が主催する、全国規模の社内報企画コンクールと、審査で決した優秀企画の表彰イベントから成る、年に1度の社内報の祭典です。2002年のスタート以来、丁寧な審査に定評のある「コンクール」と、事例発表も好評な「イベント」は、どちらも右肩上がりに規模を拡大。今や、社内報担当者のモチベーションを高める、貴重な機会となっています。
https://wis-works.jp/award/

1910年に雑貨商として創業し、1974年から「健康な体ときれいな水を守る。」という企業理念のもと、人にも自然にもやさしい無添加石けんの製造・販売を行っています。昔ながらの釜炊き製法で職人がじっくり丁寧に作る石けんは、天然の保湿成分を含み、しっとりとした洗い上がりが特長です。