コラム

今年 2021 年3月、香害をテーマにした講義を行われて、全国から反響があったそうですね。この講義は、2020年度最後の市民向け公開講座でもあったので、学内関係者だけでなく広く市民の方々に知っていただきたいテーマをと考えました。そこで、…
2021/10/29
Natural & Simple life

科学的証拠を待つのでなく
情報に対し理解を深め
予防原則の暮らし方を

斉藤吉広さん
稚内北星学園大学 前学長 斉藤吉広さん
旭川市出身。一橋大学社会学部から一橋大学大学院社会学研究科社会学修士。都留文科大学、都立短期大学など非常勤講師後、2000年から稚内北星学園大学にて専任講師、2009年教授。2015年に稚内北星学園大学学長着任、2021年3月退職。専門分野はメディアと社会。

記事内掲載写真撮影:斉藤直子さん。稚内暮らしだからこそ目にすることができる貴重な光景。

— 今年 2021 年3月、香害をテーマにした講義を行われて、全国から反響があったそうですね。

ポスター
公害としての「香害」
柔軟剤で脈は乱れ、ペットは倒れる。あなたのすぐそばにも、物言えず苦しんでいる人がいるかもしれません。「香害」、「化学物質過敏症」、その実態と社会構造的な問題点を概観。 斉藤吉広学長の最終講義の YouTube 動画を友の会会員様限定でご覧いただけます(視聴は 2021 年 12 月 31 日まで)。

この講義は、2020年度最後の市民向け公開講座でもあったので、学内関係者だけでなく広く市民の方々に知っていただきたいテーマをと考えました。そこで、私自身が苦しんでいる「香害」への理解を深めていただき、そこに関わるメディアと社会の問題を概観することで私たちの暮らし方を皆さんと一緒に考える機会にしたいと思ったんです。講義情報が大学のホームページに掲載されるや、全国から「オンラインで視聴したい」など事務局に問い合わせが殺到し、急遽、YouTube 配信をすることで対応しました。



シャボン玉友の会