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オレイン酸カリウムの抗ウイルス効果に関する論文が世界有数の総合科学雑誌に掲載!
2018/10/31
弊社研究開発部部長の川原らが「液体石けんの成分であるオレイン酸カリウムのヒトおよびトリインフルエンザウイルスの不活性化作用とそのメカニズム」について研究した論文を発表し、世界有数の総合科学雑誌「PLOS ONE」に掲載されました。
研究結果は、オレイン酸カリウムがインフルエンザウイルスの感染に必要な「スパイクタンパク」という組織に吸着することでウイルスが失活化し、高い抗ウイルス効果を示すという内容です。
ヒトインフルエンザウイルスにおいて、オレイン酸カリウムは、シャンプーやハンドソープなどに用いられる合成界面活性剤であるラウレス硫酸Naとラウリル硫酸Naよりも、1,000倍以上高い抗ウイルス効果を示しました。

※「PLOS ONE」とは?…米国の総合科学雑誌であり、論文掲載数で世界1位、2位を争う世界有数の雑誌です。ノーベル化学賞を受賞した田中耕一先生やノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥先生のグループも投稿されています。